10月1日は終活の日です

今年、愛媛県松山市の介護施設は、毎年10月1日を「終活を考える日」として、日本記念日協会に申請し、記念日として認定されました。10月1日を「終活を考える日」にして、10月を終活月間とみなし、1人で考えたり悩んだりせずに家族や友人・知人等と相談できるようにしたいという願いが込められているようです。

終活とは

一般社団法人終活カウンセラー協会では、終活の定義を「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をより良く自分らしく生きる活動」としています。
終活は、自分の残りの人生を充実したものにできるだけでなく、その後に残される人や身の回りの物のための準備をすることにもなります。

終活のメリット

  1. 自分の半生などを振り返り、気持ちを整理することができる
  2. 老後の不安を解消でき、前向きに生きられる
  3. 家族の負担を解消できる
  4. 遺産相続トラブルを未然に防ぐことができる

終活の5つのステップ

①  老後にやりたいことの準備

・やりたいことリスト作成
・交友関係の整理

②  身の回りの整理

・断捨離

③  老後の準備

【延命措置など】
・尊厳死宣言公正証書作成
【認知症などの対策】
委任、任意後見契約の検討

④  死後の準備

・葬儀、お墓(遺骨の供養)
死後事務委任契約の検討

⑤  相続の準備

・遺言書作成
・財産リストを作成
・相続税対策

終活に関して、何から始めるべきか悩まれる人も多いことかと思います。終活に正解はなく、一人ひとりが自分の最期をどのように迎えたいのか考え、必要な準備をしていくことになります。今回ご紹介した「終活の5つのステップ」を手がかりに、早めの準備をしてみてはいかがでしょうか。