将来、私の知らない人に財産管理をしてもらうことに抵抗があるのですがどうすればよいでしょうか?

「任意後見契約」をおすすめいたします。これを準備していないと、法定後見制度により家庭裁判所があなたの知らない第三者を後見人に選任してしまう可能性があります。また、任意後見契約はあなたが認知症になった後でないと財産管理ができないため、体が不自由になった時に備え「委任契約」も併せて行っておくとよいでしょう。

無用な延命治療を受けたくないのですが、どんな準備が必要でしょうか?

「尊厳死公正証書」により、あなたの意思を明確にしておくことが必要です。さらにそのことをキーパーソンに伝え、いざという時にキーパーソンがあなたの意思を代弁できるように準備しておくことが大切です。

葬儀やお墓のことでまわりに迷惑をかけたくありません。どんな準備が必要でしょうか?

「死後事務委任契約」を結ぶことをおすすめいたします。それにより、自分の望む葬儀や埋葬、その他役所の手続きを第三者に実現してもらうことができ、まわりに迷惑をかけずに済むことにつながります。

お世話になった方に多くの財産を渡せるように準備しておきたいのですが、どんな方法がありますか?

「遺言書」を作成することが大切です。終活を進める中で、あなたがこれからお世話になる方の存在も見えてくることでしょう。その方へのお礼として、遺言で多く財産を渡せるように準備しておくことはやはり大切なことなのです。